秩父神社には、12月2・3日の秩父祭と7月19・20日の川瀬祭があります。

この二つの祭礼で屋台・笠鉾・山車を曳き回す時に演奏されるのが祭囃子です。
この祭囃子は、秩父祭と川瀬祭の両方に共通した曲目であり、これは、小太鼓のリズムを基本として鉦・笛・大太鼓を合わせた音楽であり、 屋台等の曳き手の士気を高めるために演奏されます。

大太鼓の叩き手が大太鼓のこばを撥でカカッと叩いてからドドド・・・と叩き出す

小太鼓がテレテッケのリズムを叩きはじめる

大太鼓は小太鼓のリズムに乗って、大波・小波・ドコン・つなぎのリズムを演奏

鉦は小太鼓と同じリズムを担当 時に装飾音を入れる

笛は大太鼓と律動的にからみ、大太鼓のリズムを引き立て先導




祭り囃子の名称秩父屋台囃子
所在地秩父市本町
由来・伝承 夜祭りに曳行する本町の屋台は宮地屋台と共に古い様式を伝えている。 屋台の水引幕は文政4年(1821)のものである。 川瀬祭りに屋台の曳行をはじめたのは明治17年頃である。
加入資格及び加入範囲 秩父神社の氏子で本町在住の男子及び「達磨会」のメンバーである。 「達磨会」は本町の祭礼に協力している近在の男子で組織されている。 会名は屋台の水引幕に描かれている達磨の絵柄に由来している。
演奏曲目の数と名称 2曲
秩父屋台囃子は川瀬祭りと夜祭りに演奏され、所作太鼓は夜祭りのみに演奏される。
演奏形態 川瀬祭りは山車、夜祭りは屋台内部で演奏する。